☆すべては自然のままに♪岩戸の塩作り！

以前、奥さんが知人より誘われて

癒しイベントに天然石アクセサリーで出展させて頂いたのですが、

その場所が伊勢の二見浦の岩戸館という旅館でした。

この旅館ではなんと地元の海水から手作業で焼塩を作っているんです。

「塩作り見学出来ます」という看板がイベント中気になっていました。

流石にイベント中は見学出来なかったので、気になる「岩戸の塩」を買ってみました。

そのとき女将さんが色々塩とにがりの真実の話をしてくれたんです。

それは知らなかったです！みたいな話を聞かせて頂きました。

そして１ヶ月くらいして塩を使い切ってしまったので、再び岩戸館に買いにいきました。

今度は塩作りを見学することが出来たのですが、

これが凄く良かったんです！！

塩作りをされている良太さん！

まず釜を炊くエネルギーは薪を利用しています。

ガスを利用しているところが多い中、海の町でありながら薪が確保できるそうです。

なんと僕たちが住んでいる宮川という山の製材所のＴさんが薪を届けてくれるそうです。

Ｔさんは僕たちもとてもお世話になっている地元の方なんです。

いつもありがとうございます。この場をお借りして（笑）！

その他、廃材になる材木など色々支援があるそうです。

材木や薪を頂いた代わりに、塩と交換をするとのこと。

昔は山のものと海のものが無いものを交換して生活がちゃんと成り立っていたそうです。

そして海水は満潮時の海水で、旅館から２キロほど離れた神前（こうざき）海岸の海水を使っているそうです。

この場所は山から降りてきた川が海と繋がる場所であり、

山の栄養が川に流れ込み、海の栄養や魚たちの栄養になっていくのです。

ですので山が荒れてしまえば、海が死んでいくんですよね。

この地球上ではすべては繋がっていて循環することが絶対条件です。

そんな海水１トンを毎日薪で炊いて、水分だけを無くしていくそうです。

そして約２０時間くらいしてやっと１５kgの焼塩ができるそうです。

その成分は天然の塩化ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど数々のミネラルが閉じ込められているそうです。

色々スーパーで売られている精製塩は塩化ナトリウムという化学物質で作られており、

粗塩なども実はこれと同じらしいです。

要は大量に作れるということは、天然の成分がほとんどないということだと思います。

どれだけ大量の商品を安く、早く作ることで、化学物質が使われるようになり、

そのために大事な自然の栄養や波動を失ってしまったのだと思います。

手作業はその職人の人間性、エネルギー、波動、思いがその商品に入ることも忘れてしまっていますね。

昔はみな、手作業でほんとにナチュラルなものを当たり前のように作っていました。

それをもう一度見直す時代にきたと思います。

この精製塩の塩化ナトリウムのみで出来ているということが問題で、

減塩、減塩と言われていますが、実はナチュラルな天然塩の塩分をとっているのであれば

減塩する必要はないそうです。

逆に天然塩と一緒に豊富なミネラルを取ることができるからです。

ほんとに不必要なものは天然のものであれば汗や尿と一緒に体の外に排出される仕組み。

それが化学物質の塩化ナトリウムのみとをとっていると排出されず、しかも他のミネラルがない！

だから減塩しなさい！

ということですね。

「減塩しなさい」ではなくて、「自然の塩と食べなさい」と言わなければいけませんね。

ですので、味噌なども本当はどんな塩を使っているのかも調べて買う必要があると思います。

精製塩は昔から使っていませんでしたが、伯○の粗塩なんていうものはナチュラルだと思っていたのでびっくりしました。

そして天然の塩が体に良い訳は、体の血液の成分と海水の成分が非常に似ているからだそうです。

以下の表は、海水中の濃度、血液中の濃度、組織液中の濃度を表しています。

ナトリウム：　32.4%、36.3%、34.2%
塩素：　　　　 58.2%、40.6%、42.3%
カリウム： 1.2%、 1.7%、 1.6%
カルシウム： 1.2%、 1.1%、 0.5%
マグネシウム：3.9%、 0.4%、 0.2%

マグネシウム以外の元素ではほぼ割合が同じになっています。

これが、海水と血液の成分がほぼ同じといわれる理由の一つです。

自然界は実にうまく出来ています。

昔の方は自然界には素晴らしいものが沢山存在していることを理解していたと思います。

僕が思うには、スーパーや大きな工場が出来たことで、

地元の手作りのものがなくなり、職人がいなくなり、

手作りだからこそという大事なものが失われてしまいました。

これらを否定的に見るのではなく、気がついた方がもう一度、

もとの形に戻していく活動をしていけば良いと思います。

今、僕たちの宮川周辺にも多くの若い移住者が集まっており、

とても意識がみなさん高いのです。

少しづつ出来る活動を同じ意識の方々で出来ればと思っています。

ここ宮川では未来は明るいと感じている今日この頃です！