前回の塩作りのお話の続きです。
モノ作りには絶対、作る人の思い、愛情、そして何のために作るのか?という意図が必要です。
今の日本のモノ作りはどうでしょうか?
どんな意図のもとに作られているでしょうか?
ほとんどが生産性とコストだと思います。
生産性やコストを重要視するために市販のお塩は、
一番栄養素の多い『にがり』を除去してしまいます?
車はどうでしょか?
エコだエコだと言って宣伝していますが、本当に地球のことを考えて作っているとは思えません?
電力もそうですね。
一般的な慣行栽培の農業もそうです。
うちの目の前の田んぼのおじさんに聞いてみたんです。
僕:「この田んぼは農薬使うんですか?」
おじさん:「それや使うに決まってやないか」、「農協に売るんだから」。。。
僕:「え~農協に売るから使うんですか?」
おじさん:「農薬かけて、綺麗な米を作らんと買ってくれんからな~」。。。
僕:「それじゃ、自分の所で食べるお米も使ってるんですか?」
おじさん:「馬鹿な!自分の所に使うわけないやろ!」、「自分の米は無農薬じゃ!」
僕:「???。。。。」
知ってはいましたが久々にこの言葉を聞くとかなりがっかりします。
何のためにお米を作るのでしょう?
消費者に取って必要だから、安全でみんなから喜ばれるお米を作るのではないでしょうか?
昔はそうだったと思いますが、
いつの間にかこの一例のように、お金のため、生産性のための農業になってしまっています。
工業もほとんどのものがそうだと思います。
消費者のことを考えているわけではないことを改めて意識してみてください。
そして気がついた方は、その当たり前になってしまっているものを手放しましょう。
心のこもったつくり方、作っている人の人柄、作っている会社の理念などから商品を選び直してみることをオススメします。
一番いいのは自分で作るですけどね~
僕たちも少しずつ手作りを増やしています。
愛自然農のお米も順調です♪
前置きが随分長くなりましたが、岩戸館のMさんから聞いたいい話です。
ある有名な天然塩を作っている会社で塩作りをされていた職人Aさんにお会いする機会があったそうです。
今はAさん、会社を辞められて、独自でお塩を作っているそうです。
Aさんが働いていたときは、本当に昔ながらの製法で塩作りをしていたそうです。
だんだん有名になり需要も増えてきたことで、
会社が生産性を重視することに切り替えたそうです。
丁度そのときにAさんは退職することになってしまったそうです。
プロの料理人さんがそこのお塩を昔から使っていたそうですが、
最近、塩が変わったね?というぐらい変わってしまったそうです。
その料理人さんは生産方法が変わったことは知りません。
MさんはAさんに聞いてみたそうです。
「昔と今ではどうお塩が違ったのですか?」と。。。
するとAさんは、「どう変わったかはわからないが、作る人たちの心が変わってしまった」のだと。
Mさんは本当の昔ながらのお塩を作りたいという信念を持っています。
彼が一番大切にしているのは、「作る者の心」。
それは当たり前のものだとMさんも僕も思っていますが、
それが無くなってしまっているのが今の世の中です。
もう一度その「心」を大切にする世の中になってくれることを希ます。
今日もお読み頂きありがとうございます。
愛と光を込めて☆彡
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トビー