前回のつづき～
そんなことで「フェイスブックで無農薬のりんごがあります」
「ご興味ある方は販売先をお伝えします」と書いてしまったことで、
問い合わせがあった友人、知人に謝りのメールを書かせて頂きました。
「本日は謝らなくてはならないことがあります。」
「先日おすすめさせて頂いたリンゴですが、よくよくおじさんに聞いてみたところ、
無農薬ではりんごは出来ないとのこと。」
「盆まで、数回低濃度の農薬を散布するとのことでした。」
「肥料はぼかしなどのオリジナル有機堆肥だそうです。」
「僕も有機りんごとおじさんに聞いていたのでそのまま鵜呑みにしてしまいました。」
「減農薬のりんごというのが正しい表現でしょうか？ 申し訳ありませんでした。。。」
こんな風にお問合わせがあった方にはメールさせて頂きました。
するとみなさんから
・減農薬でも美味しかったので喜んでいます。
・普通のりんごよりは農薬を使っていないのでまた購入させて頂きます。
・減農薬でも価値があると思います。
などなどのお返事を頂きました。
僕は「みんなをがっかりさせてしまっただろうな～お叱りをうけるかな～」と思っていたわけで、その答えにびっくりしてしまいました。
農薬を使ってもＯＫなんだ～？
これは僕にとってすごくギャップがあることだと理解しました。
いつも、「農薬を使わないことがそんなに難しいことなのか？」と思っていましたが、消費者の意識がそこまでいっていないのだとわかりました。
これでは農薬はなくならないですね。
みなさん頭では農薬は良くないとわかっています。
子供たちに安全な野菜や果物を食べさせたいと思っていると思います。
でも現実的に、無農薬のものを意識して購入する、作るという方がほんとに少ないということです。
農薬の問題で話題になっているモンサント社。
みんなそんな会社はＮＯと言っているのに、農薬を使用している作物を消費者が購入し続けているのが現状～
モンサントも、農薬も無くならないですね。
みんなが農薬を選択しているのだから。
僕たちは自分たちで、自然農という農法で作物を作っています。
農薬は使いません。
購入する野菜や果物もオーガニックしか買わない選択をしています。
野菜は無農薬で作れます。
リンゴは無農薬で育てることは本当に難しいらしいです。
農薬は3日で消えて害はないといいますが、土壌や生態系には絶対影響があるわけです。
虫や微生物が死んでしまうのですから。
雨が降れば土壌に流れます。
それが何十年も土壌を汚染するわけです。
すると地下水を汚染し、河川に流れ、それは海へ流れて行きます。
土の上は３日も経てば安全？
まったく、土の下の世界のことを無視しているお話なのです。
今回のこのリンゴ事件は僕にとって色んなことを知る結果となりました。
ですから、ネガティブには捉えてはいないわけで。。。
捉える必要もありません。
結果、無理して無農薬で出来ないリンゴを食べる必要、買う必要はないという発見になりました。
冬の果物はみかんやリンゴだと思い込んでいたわけです。
そんな思い込みを手放すために、リンゴおじさんが僕の前に登場してくれたのです。
またみなさんにも農薬のことを伝えられる良い機会となりました。
ありがとうリンゴおじさん。
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