野生のラッコのいるモスランディングを後にして、次はセイコイア国立公園に向うため、
４、５時間かけてスリーリバースという山の中のロッジまで移動～
シャスタからカリフォルニア州の山並みをずっと見てきましたが、山には木がほとんどないのです。
元々乾燥地帯ではありますが、最近雨が少なくたくさんある貯水池は半分くらいしか水が溜まっていません。
１０年前は貯水池は１００％満たされていましたが、年々少なくなっていることには気が付いていました。
木があると山は保水するのですが、木が無い山は砂漠化していきます。
農業もスプリンクラーがないと成り立ちません。
農業用水も心配です。
そういう意味では日本は恵まれているとつくづく思います。
水の時代ですから、水のエレメントに意識を向けていく必要があると思います。
翌日、ロッジを出て、セコイア国立公園を目指しました。
国立公園のゲートで料金を払おうとすると、今日はフリーデイでした。ラッキー(^^)
ゲートからしばらく走ると大きなセコイアさんが少しづつ現れてきました。
最初の目的地、シャーマン将軍の木！
迫力あるセコイアの原生林～
かなり大きいです。
原生林の中では、リスさんや。。。
シカさんがリラックスしています(^^)
シャーマン将軍の木と名付けられてセコイアさんは樹齢約2200年、身長84ｍ、ウエスト31ｍ、体重、1250トン！
目の前にすると声を失います。
大きな木を見るとただただ畏敬の念が。。。
叡知ある存在！
圧倒されたまま、駐車場へ向かう途中、野生のベアーを見付けました！
のっしのっしと山の中をこちらの方に向かって歩いてきます。
その距離３０ｍくらい。
ブラックベアーです。
知床で船の上からヒグマを何度か見たことはありますが、山の中で出会うのは初めてです。
怖いという感覚はありません。
それよりもベアーに会えたことが嬉しくて(^^)
観光客が１０人くらいいましたがブラックベアーも人間には興味がないみたいです。
ここの人間が危害を加えないことを理解しているみたいです。
何か食べるものを探していました。
あとで公園の職員さんに聞いてみると、ブラックベアーは穏やかで基本ベジタリアンだそうです。
続いて向かったのが、グラント将軍の木！
セコイア国立公園から隣合わせのキングス・キャニオン国立公園の中にあります。
こちらのセコイアさんは、樹齢約1700年、身長82ｍ、体重1320トン、ウエスト33ｍです。
こちらも本当に大きい～
このような大きなセコイアがたくさん自生していたのですが、開拓民が入り多くを切り倒してしまいました。
建材として切り倒したのですが、切ってしまった後にこの木は健在には適さないことがわかったとのこと。。。
そのために全部が切り倒されず残りました。
またナチュ ラリストの先駆者として有名なジョン ミューアーが天然林の貴重さを強調して、自然公園設立の推 進役を果たし、時の大統領 ルーズベルトに働きかけて２０世紀の初めに、１億３２００万エーカーの 森林を国有林として開拓の対象から守ったとのこと。
森の中の木が無くなれば、動物たちがいなくなる。
動物がいなくなると、生態系の循環がなくなる。
人間は生きていけなくなる。
自然と共存していくことが求められる時代ですから、本当に僕たちは自然について考えていかなくてはいけませんね。
実際にセコイアさんと対面してみないとわからないものがあります。
それは感覚です。
僕が感じた感覚を大切にして、自然に対して出来る活動をしていこうと思います。
生命の大切さ、生命のユニークさなど見て、体験してみないとわからないものがたくさんありました。
今回の地球の視察は僕たちの中でとても有意義なものとなりました。
この度はこれからも続けていきたいと思います。
おわり～
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